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2月, 2020の投稿を表示しています

自粛という形の強制

中日新聞記者の加藤拓氏が特攻について、志願という形で特攻隊を募ったのは実のところ強制に他ならなく、組織が責任を転嫁するための方便は戦時中も今も日本社会に巣食う悪弊だと喝破していた。今回の「自粛」なぞもまさにそのものだろう。やれ大型台風だ、やれ不祥事だといって組織を挙げて対応する振りはするが、万一被害に遭えば自己責任とでも言い逃れる魂胆だ。組織ぐるみというのはそういう姑息を指すことにいつになったらこの国の人々は気づくのだろう。

停電の夜に

本の表紙ではなく、作者ジャンバ・ラヒリの写真を掲載したいくらいの美人作家だ。9つの短編をまとめたものだが、ピューリッツァ賞を射止めるに相応しい珠玉のショートストーリーばかりだ。俳句教室で高齢の先生から厳しいご指導を受けた後に読んだ最後の「三度目で最後の大陸」には思わず落涙してしまった。忙しくしていて長編を読む時間がない方でちょっとだけ心を解き放ちたい方にお勧めだろう。

閣僚全員をクルーズ船に乗せたら過剰反応か?

なんかいいのかなあ、3月はずっと休みだって言うけど。せっかくだからディズニーランドでも行きたいけどきっと閉園だろうし。家でゲームでもするか、西雀荘のおじいちゃんとこでも行って麻雀でも教えてもらおうか。乗りたくないのに、こんな過剰反応するクルーズ船に乗せられちゃってついてないよまったく。喜んでるのは国会も閉会して桜や検察官で追及されないソーリだけじゃん。

渡り鳥はなぜ渡るのか

うーん、こんなに世間が新型肺炎で大騒ぎしていると、来週の青森旅行も自粛したくなる。警戒すべきは小牧空港から飛ぶ飛行機の密閉空間だが、渦中に旅する命知らずの面々とはどんな輩なのか見てみたい気も一方でする。渡り鳥が移動するのは、食物を得るのに必要なエネルギーと食物から得られるエネルギーとを均衡させ、同一地域での他種との争いを回避するためだそうだ。してみると自粛して動かないより、移動して騒ぎに巻き込まれない方が賢明かもしれぬ。

夜のヒットスタジオ

なかなか月曜日(といっても今日は祝日後の火曜日だが)に開いてる居酒屋が近所になく夫婦そろって月曜日の居酒屋探しに苦労していた。そこで今夜は近所だが初めての居酒屋に恐る恐る飛び込んだら、女将も客層も申し分のない店だった。当然常連さんがみえるので、居心地は「常連の滝」。さらに常連さんの中に自分の名前をアグネスチャンで覚えてくれという人がいて、♬おっかのうえ〜ひなげしのはなが〜の岡野さんだということで、ヒット曲満載の夜のヒットスタジオでした。

冷血

同じ作者が「ティファニーで朝食を」を書いたとは思えない圧巻の500頁ドキュメンタリーだった。今から60年も前に実際に起きた凶悪犯罪を丹念に調べ上げ、犯罪者の心理を読み解くだけでなく、量刑と精神的欠落との相克まで問題提起した筆力は並々ならないものだ。犯人を始めから特定して物語を進める手法は、今日でこそ人気作家が当たり前に用いる構成だが、著者がその先駆をなしたのなら驚きだ。

さししゅさそ

顔面の肌荒れに難渋していた娘から「アルコールをやめたら急に良くなった」とうれしい報告。聞けば「酒皶(しゅさ)」という症状だそうで、たまに飲むだけでもそうなるらしい。そういえばなんだかんだと理由をつけて毎晩飲んでた酒豪の父親もお白州で荒れたもろ肌を脱いでいた。文献によると日光81%、ストレス79%、アルコール56%、化粧品46%が原因だとか。西雀荘の管理人に納まった私には「さ(酒)」はあっても「す(ストレス)」はもう無縁みたいです。

もしも観客がガスマスクしていたら

予選を兼ねていた先日のバレンタインライブ、驚きの予選通過で3月29日日曜日午後2時から出場する3組のトップを切って演奏することになった。なんでも健康都市にふさわしく元気な高齢者バンドだからというのが選考理由らしい。世の中が新型肺炎でイベント延期と大騒ぎしてる一方で、ライブハウスや市民会館に出没して大声張り上げる老人パワー。この国に欠けているものは、ガスマスクより抵抗力ではなかろうか。 つけ

シャーロットのおくりもの

芥川は蜘蛛の糸を保身の表象としたが、本書は蜘蛛を死生観を止揚させる存在として描く。誰にも肯定されない存在を、賛美し力づけ、生きることの意味を教えてくれるのは身近な友人だったのだ。万物が生成滅失していく原理もまた、寄り添う友人の如く子孫を通じて限りある生命に永続性をもたらしてくれるものであった。児童文学にかかる思索を惹き出す作品性こそ著者からのおくりものに違いない。

中居さんのお仕事

お金の匂いがするんだろうか、あるいはコンプライアンスで手足を縛られた人形劇に愛想を尽かしたのか、テレビからyoutube に鞍替えする芸能人を見ていて笑えない。私物化された組織に嫌気がさして野に下った自分も、やっていることはブログの記事集めだ。物珍しさが手伝ってくれた頃には60を超えた読者も近頃では20の安定推移。自己満足じゃないかと揶揄されても、ボーダーレスの世の中に人生の意義を見つけるには仕方ない。

吸い上げという名の刷り込み営業にご用心

西雀荘に警備システムを備えたので貸金庫を解約に行った。すると突然顔見知りの営業マンから今月締め月なんで協力してほしいと言われた。おいおいそんな営業スタイルから脱皮しようとさんざん言ってきたのは何だったんだ。そういえば倅が外資系生保に転職した同級生に勧誘された際、ライフプランを一緒に作ろうと取り込まれ気がついたら二人で自分の父を説得させられていたという巧妙な営業手法もあったっけ。それよりはまだましか。

チョコレート工場の秘密

軽井沢のチョコレート工場に異常に食いついたことのある細君に先に読んでもらったが、確かに読んでいるとチョコレートが食べたくなる。児童書と侮るなかれ、100冊に選ばれた価値のある親子で読みたい一冊だ。平日のワイドショーで繰り返し流されるコロナウィルスや芸能人の不倫報道を見るにつけ、テレビではなく読書の喜びを子供に教えるべきだと本書も勧めているが、待てよ近頃はテレビより携帯でしたね。

毎日が終末?

パラダイスカフェに強引に出演してきました。午後6時半から無人の会場で演奏するつもりが、7時半スタートとなり10名以上のお客さん。完璧なステージが用意されていて、上がりまくってあっという間に終わっちゃいました。その後ステージに立つ人々の上手なこと、恥ずかしさで消えたくなりました。までも明日終末を迎えるかもしれないわれわれです。いい思い出になります。

BORN TO RUN

女性はなぜいつも小走りに急いでいるのか不思議だった。人類の祖先は武器で狩猟し肉を喰らう歩くだけのネアンデルタール人ではなく、走って追いかけ疲弊した俊足の動物を捕獲する持久狩猟に長けたホモサピエンスだった。直立歩行したのは呼吸し走るためだった。老いるから走れないのではなく、走らないから老いるのだ。などなど走ることの意味と重要性を一気に読ませてくれる。「死ぬ時に葬儀屋も悲しんでくれるように生きたい」蓋し名言である。

ブラインドタッチ

行ってきました、初々しい緊張感を携えて。今までは落とす側だったのに自分が落とされる立場だねとさんざん細君に冷やかされながらハローワーク紹介先の門をくぐったわけです。仕事は受付窓口、4月から7月まで毎日9時から5時までですと一通り説明を受けた後、ではこのパソコンでこの文章を打ち込んでくださいとiPad大のPCが出された。え!こ、こんなに小さい画面で、フォントも極小だし、色薄っ。ええいままよ運を天に任せよ、まさにブラインドタッチ。時間がかかっているのを心配したのか面接官の女性が覗き込んできてくれたので「すいませんブラインドタッチできないんで」と釈明したが、実はまさにブラインドタッチだったわけだ。結果は週末か来週早々にわかるそうだが、こりゃまったく見込みなし、世間の壁は厳しいもんですね。

40年ぶりの再会

毎週定例の音楽仲間の集まりで、そういえば小生がエレキベースを持っていたことに気づくことになり、早速押入れの奥から引っ張り出してみた。なにせ40年前に先輩から譲り受けた代物で、学生時代に学祭で弾いてはいたが、卒業してからは一度もケースから出すこともなかった骨董品だ。果たして音が出るのか、電気は通じるのかさえ定かでなかったのでギター教室の先生に診てもらったところ大丈夫だった。40年ぶりに懐かしい友達に会えたという感じで楽器もうれしそうです。

草刈真っ青

ついに今日から練習場をお借りして、まずは草刈りからスタートです。ヘッジトリマーを使っての下草刈りも始めはなかなかうまくいきませんでしたが、刈込みバサミで太めの木々を間引いてからは順調に刈り進められるようになりました。ところが動画の樹木を(今は葉が落ちて枝だけですが)鋸で切り落としたところ、手袋の上から突き刺さり真っ青。なんでも五島列島の福江島にしか生育していないクロイゲという樹木のようです。クロイゲとは名前まで物騒ですね。

西雀荘ライブ

おかげさまで西雀荘での麻雀もご利用いただける方が少しづつ増えてきて、日曜日は3時間みっちりと麻雀三昧でした。えっ?実際にどんな感じかって?ということでその一部を読者の皆さん限定でご披露させていただきます。牌が見えるのが私、七対子で行こうか、一盃口にしようか迷っているところに四萬がきた。さあどうする?結局あがれませんでしたが、こんな感じでやってますので是非おヒマな方はお越し下さい。

ビラヴド(上)(下)

全編まるでブルースか詩を聴いているかのような上下巻合わせて500頁に及ぶ大作。黒人として初めてノーベル文学賞を受賞、ニューヨークタイムズが過去25年間で最も偉大な小説と絶賛した女性作家だが、日本語で読むのはちょっと辛いかもしれない。原語こそ作者の意図や作風に触れられるに違いない。米国奴隷制時代の暗黒と悲劇を受け留め切れないのはジャズは聴けてもブルースには馴染めないのに似ている。

レッドカーペットは遠かった

タウンワークで今度の日本アカデミー賞授賞式をサポートするスタッフのバイト募集があった。錚々たる名優に会えるチャンスだし、日給30,000円貰えて、東京までの交通費もくれるというんで応募したものの、厳正なる選考の結果落選と相成った。そりゃそうだろう、テレビに万一映ることになりでもし、こんなおじいちゃんが松岡茉優のサポートしてたら気持ち悪いですもんね、さすがアカデミーです。

バレンタインデーライブ

わずか2週間という短期間でしたが、わが秘密基地おじいちゃんバンドによるライブ演奏が無事終わりました。相当集中的に猛練習したんですが、やはり本番となるとまだまだ緊張してミス連発。メンバー同士息を合わせようとするんですが、これがなかなかうまくいかないもんですね。でも夜の反省会も盛り上がり、これからもっとバンドらしくなりたいと意思統一したのでした。

STAND BY ME

アメリカ映画なんか観ていると、彼の国の人々は「約束」に拘るようだ。多分に宗教的習慣で約束も神様を経由して第三者と結ぶせいかもしれぬ。そういう足枷のないわれわれ民族でも、約束は他人のためではなく自分のためにするのだと解釈する人もいると救われる。STAND BY MEにはそばにいる、力になるという意味に加えて、約束するという意味もあるらしいから友情と和訳したいものだ。

これは経費では落ちません

ハローワークへ定例の認定に行ったら4月から7月までの 短期パートの仕事を紹介してもらえた。しかし募集人員は1名だそうで、来週面接した上で採用の可否が決まるという狭き門だ。ということで初めて履歴書なるものを新鮮な気持ちで書くことになったのだが、大矢壮一が「男の顔は履歴書だ」と言っていたのを思い出し、自分の顔をよくよく眺めてみると、経費でも落ちない領収書にしか見えないのが情けないです。

THUNDERBIRDS ARE GO

いろいろありましたが、本日めでたく剪定グッズ一式を揃えることができました。練習場の現場を見せていただいたら、どう見ても高枝の伐採や下草の除去が必要なうえ、電源を確保する必要があったので思い切ってご覧のようなヘッジトリマーを購入したわけです。お譲りいただけるヘッジトリマーは一般のご家庭にお邪魔した際に使わせていただきます。サンダーバードの秘密基地からタンタカターンとハミングしながら出動する日が待ち遠しいです。

READY GO?

今週金曜日、尾張旭市文化会館ホワイエ、といってもホールの外の階段ですが、われわれ秘密基地に集うおじいちゃん3名が午後2時から15分間ストリート演奏することになって必死に練習しています。困っているのが演目のlet it beで、レデビーレデビーと歌わなきゃいけないのに、どうしてもlet it goレデゴーレデゴーが頭の中を流れ、エルザの華麗な舞が脳内をスケーティングするんですね。羽生くんの集中力を見習わなくちゃ。

ベル・カント

イタリア語で「美しい歌」という意味だそうだが、ベルカント唱法というのはドイツ唱法と違って、横隔膜を上部に押し上げ脳から腰まで声を共鳴させる発声法らしい。テロリストに長期間監禁された人質の中で、美声のオペラ歌手を中心に物語が展開していくが、解放という不確実な未来よりも、不安な現在に生の喜びを見いだす登場人物らの群像が今の自分の生き方に重なる。渡辺謙を起用して映画化もされたが日本人が中心的役割にあるのも読みやすい。

先生、僕も支える人になりたいと思います。

会社を辞め西雀荘の管理人に納まってまだ1ヶ月だというのに、小欄の読者の方から剪定の練習場をご紹介いただきました。その事を音楽仲間の方に話したらご自宅に使わなくなったヘッジトリマーがあるので譲ってくださるという。西雀荘というこの場所がご縁を広げてくれているのでしょうか。お金を介してしか物事を見てこれなかった自分に、「人」という言葉がこんなにも身に染みる日が来るとは感謝の気持ちでいっぱいです。

次はスマホウィルスかよ

iPhoneのスマホだけでしょうが、検索中突然写真のようなメッセージが出てきてビックリしました。別段いかがわしいサイトを見たわけでもないのに、ウィルスに感染したと警告を受けると慌ててOKさらにインストールと進みかねない。寸前のところでインストールを思いとどまって、調べてみると悪質な詐欺サイトへ飛ばされる手口のようです。スマホにもマスクがいるってことですかね。

いいえ私はNNGのおとこー

飲み会でもなんでも「先約があって」と断られるのって傷つきませんか。先約って俺よりそっちの方が大事かって僻みたくなる。どうせなら気の利いた用事をでっち上げてもらいたいもんです。かくいう余輩はなんでもウェルカムしちゃって挙句の果てダブルブッキングで謝らなきゃいけないくらい。NG続出でもめげずに主演(酒宴)俳優をその気にさせる演出家って出演者より大変です。

ご隠居の酒場放浪記〜枇杷島

左はビール工場と鼻歌混じりで訪れたのは、無類のビール愛飲家である細君の誕生日を祝って、枇杷島にあるキリンビール名古屋工場。個人の見学者はわれわれ二人だけで、アテンダントがつきっきりで説明案内してくれ、いざ試飲という段になって細君の喜ぶ顔を見たら主役でない自分が不覚にも泣いてしまった。アテンダントのお姉さんが感激して「私もこんな夫婦になりたい」飲み直しで名古屋駅ホームで最近注目の「かきつばた」へ寄り水入らずだが酒はいるお誕生日会をしたのであった。

アンジェラの灰

ガルシア・マルケスの百年の孤独ではないが、読み進めるのにちょっとした苦労がいる。なにが言いたいんだろうという詮索や知的欲求さえ封印してしまえば、アイルランド系アメリカ人のウィットのセンスに脱帽だ。世にもかくなるおぞましき父親や一家があったものよと驚嘆せざるをえないが、ピューリッツァ賞まで取った作品の真価が読書好きの自分には不可解と言わざるを得ない。

リメンバーミー

墓を建てて亡父の遺骨を納めようとするがなかなか母がゴーサインを出さない。三回忌まではいいとか、合祀するやら樹木葬にすると言って毎日コロコロ意見が変わるんでフリーズ状態だったが漸く墓石選びに連れて行った。すると墓石までコロナウィルスに罹患してはいまいかと原産地に注文がつく。なんとか説き伏せて落ち着いたが、母が死者の日を祝うメキシコ人だったらこんなに苦労はしなかっただろうに。

ジージにも衣装

反物で買えば50万、仕立てたらとても手の出ない大島紬泥染めを纏ってマゴの顔を見に行った。いつもなら顔を見た途端抱っこをせがむのに警戒して寄り付かない。ようやく認知されて腕の中におさまってくれたわけだが、「ジージにも衣装だな」とでも言いたげに居心地悪そうだ。こりゃあマゴのために高座に上がって一席打てるよう落語を嗜む友人に弟子入りでもするか。

亭主の頭と鰯の頭を秤にかければ

魚屋に恵方巻がずらりと並んでいたので、今夜はこれだねと言っても細君は頷かない。さらば恵方巻ではなく鰯にするというのだが理由がわからない。えー知らないの?節分には鰯の頭を柊に刺して玄関に掲げ魔除けにするんだよときた。調べてみると確かに節分にそういう風習はあって「鰯の頭も信心から」という諺もあるのだが、なんだか自分の頭が鰯の頭以下かと嘆息しつつ恵方に向けて大口を開けたのであった。

最悪のはじまり

この作品も100冊のひとつだが、児童向けに書かれているものの大人にも充分読み応えがあるハラハラドキドキ満点の内容。扉書きから作者が、ハッピーエンドでない物語がお嫌いな方は読まないでください、と断りをいれているくらいだから最後の最後まで結末が気になる。人間の醜悪な部分の露呈と現実離れした善人など存在しないという達観が全編に流れていて、説教臭くないところがいい。

形から入りたがる男

気の利いた俳句がひねれないのは着てる衣装のせいもありはせまいかと和服を買うことにした。大須の古着屋まで出かけて大島紬一揃いやら雪駄など買い求めたので、今月の句会から栄の街を和服で闊歩するつもりだ。やれ剪定といえば高価な木鋏を関まで買い求め、今度は和服ときた。とにかく形から入らないと身が入らない性分は困ったものだ。細君は和服姿の夫と一緒に歩きたがらないだろうなあ。

戦場から生きのびて

例の死ぬまでに読むべき100冊の本のうちの1冊。20世紀の終わり内戦で自国民同士による殺戮が繰り広げられた西アフリカのシエラレオネが舞台。両親や兄弟が虐殺され天涯孤独となった15歳の少年が、自らも銃をとって手を血で染めていく。戦線から離脱してリハビリし国連でスピーチするまでになったが、政情は安定せず米国に亡命。生々しい戦争の悲惨さと少年の痛々しい心情の動きが心を打つ感動の名作。

ご隠居の酒場放浪記〜大曽根

同期入社の友人と大曽根で「角打ち」に行ってきた。「角打ち」とは量り売りの日本酒を一合枡の角に口をつけて飲むからとか、酒屋の店の隅(角)で飲むからとか諸説あるそうだ。大曽根にある北村酒店はまさに立ち飲みで、アテも乾き物か缶詰だがこれがまた楽しい。2軒目の佐野屋はU字型のカウンターまである本格的な立ち飲み屋。3軒目のべに屋は座って千円でべろべろに飲める「せんべろ」コースがある。とにかく細君と3人べろべろになって帰路につきました。

図書館デビュー

映画イコライザー2でデンゼル・ワシントンが「死ぬまでに読むべき100冊の本」に挑戦していたが、できればこの1年で100冊読みたいものだ。となるとブックオフでは限界もありいよいよ図書館デビューと相成った。聞いてはいたが、平日の昼間、なるほど高齢者の溜まり場と化しているのを見ると、ねぇねぇお姉さん図書館で仲間に入れてもらうのはちょっと考えものだなぁ(しんちゃんの声真似で)