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1月, 2021の投稿を表示しています

肌色吐息

えっ?なんで「はだ色」がダメなのと細君に問うと、今の時代は外国人の子どももいるからはだ色だけが肌じゃないのよとのことだ。はだ色はなんといっても響きがいい。なにげに優しさを想起させるところが魅力的ではないか。調べてみるとこんなクレヨンもあることがわかって合点がいった。ダイバーシティの時代というのはそういうものなのかもしれない。ため息はつきたくなるが。

向日葵は被災地に向いているか?

東日本大震災からやがて10年、復興は進んでいるのだろうか。この曲が震災の年に生まれた曲とは知らなかった。招致に向けて大騒ぎしていた時もオリンピックなど開催せず、そんな金があったら復興のために注げばいいじゃないかと冷めた。映像に突然現れた光景に思わず息をのみ目頭が熱くなるのは、今再び人類規模で災禍に見舞われているからだけではないだろう。

赤い警告音

仕事とはいえさまざまな役割をよくも悪しくも演じてきたものだ。性に合わないと感じつつも習熟することで乗り越えてきたのだが、なにがいちばん得意なのかようやくわかってきた。時の経つのさえ忘れて苦が苦と思わない仕事というものが誰にもあるのだろう。時すでに遅しである。気づいた頃には歳を取り過ぎていた。

還暦の缶蹴り

窓口で応対していたら、はてどっかで見たことのある顔と名前だ。そうだそういえば小学校時代の親友の弟ではないか。兄はどうしているかと問えば、病に臥せっているらしい。言葉少なに語る口調からどうやら精神的なものであることが窺われる。互いに現役を退いた今どっちが警官でも泥棒でもいい、もう一度追いかけっこしたいものだ。

休業しても・・・

焼き鳥屋のオーナーや店長たちと西雀荘で麻雀をした。嘘みたいだが半チャンで一度も上がれないのをローカルルールで「焼き鳥」と言って10,000点の罰則がつく。さすがにそんなルールは採用しなかったが、ツモギリが続いたオーナーの川に一索(いーそー)が3枚連続で並んだ。鳥が3枚並んで串を刺せばまさに焼き鳥の様相で、コロナ禍におけるオーナーの店に賭ける情熱を垣間見た。

ははっ。

主治医が重々しい口調で血液検査の結果を語り出した。服用している薬の濃度は適切だ。肝臓の数値もいい。腎臓、コレステロール、中性脂肪、血糖値とも問題ない。やや尿酸値が高めでビールは好きかと聞くので嫌いだと嘯いた。高い尿酸値は贅沢病の証だと釘を刺されたが総じて健康体だと褒めるので、誰も褒めてくれない歳になって褒められて嬉しいと言った。主治医が信長でなくてよかった。

2RKO負け

確定申告がスマホでできるようになったというんでさっそくやってみた。スマホでマイナンバーカードを読み取らせれば昨年までのようなカードリーダーは不要だ。マイナポータルをダウンロードしてカードを登録、国税庁HPのetaxから確定申告作成に入りIDやパスワードを入力。iPhoneではSafariで起動しないと画面が遷移しないので注意が必要だ。ここから先に進まないのはスマホをカードの上に置いたままにしておかねばならないことがどこにも書いてないからだ。結局倅に助けてもらって全ての項目を入力して完了。還付予定金で倅に焼肉でもご馳走するのは当然ですね。

だって正夢

溜飲とは喉元にせり上がってきた胃液のことらしい。せり上がってきた不平不満を解消して溜飲を晴らすという使い方は誤りで、正しくは溜飲を下げるだ。一日あった嫌なこともビールなど飲めば一気に溜飲を下げられるからたしかに下がるが正しいと実感できる。悪夢にうなされて目が覚めるより、ビールで溜飲を下げる正夢の方が愉快だと思わねばなるまいのう。

月の山脈と幸福の王子

ナイルの源流にあるといわれる月の山脈。その中のスピーク山は標高約4,800mだ。一週100mとすると一年48週で4,800m、罪滅ぼしで始めた仕事もついに4,000メートルまで到達した。月の山脈はあの幸福の王子でサファイアの瞳や肌の金箔を剥がして貧しい人々に運んだツバメが目指した山でもある。かの王子の慈愛に及ぶべくもないが、頂上に到達するまでボロボロになる覚悟は持ちたいものだ。

早寝早起きのすすめ

時計を見なくともだいたい今何時か当てられるのは脳の視交叉上核にある体内時計のおかげだ。ヒトの生体リズムは25時間周期だそうで、朝の光は地球の周期と合わせるため体内時計をリセットさせてくれる。朝の光が心を穏やかにする神経伝達物質セロトニンを分泌させる一方、夜の光は細胞を守る働きをするメラトニンの分泌を阻害する。コロナ対策は早寝早起きがいちばんかもしれない。

小屋の活用

自宅内、一人になれる「小屋」人気…隈研吾さん設計でも300万円程度で販売なんていう記事が yahoo で紹介されていた。おおっ、まさに西雀荘ではないか。たしかにテレワークが自宅じゃできないという方にはぜひご利用願いたい。なにせ無料だ。さすがにシャワーはないがトイレ付きだ。待てよ、しかしどうやって宣伝する?読者の方々でいい案があったらぜひご教示願いたい。

リーダーズダイジェスト

そうしたことから、こうしたことから、を繰り返すスガの話を聞いていると「どうしたことなんだ?」と突っ込みたくなる。かといってイシバもフグを食べたりしてるし、コウノのオタク振りも気持ち悪い。キシダも相変わらず意味不明なことばかり言ってるし、コイズミも閣僚の中に埋没した感じだ。国難に瀕しているこの国をリードしてくれる人材はイルカ?イナイカ?

深夜に時短はないもんな

感染リスクが高いのは飲食店だっていうのは仕方ないか。唾液で感染するっていうなら黙って飲み食いすりゃいい。黙って飲み食いできないから時短営業しろとか休業しろってことか。ここまで感染拡大すると飲食だけ目の敵にしてもどうかと思うんだが。クラスター対策に頼りすぎた結果だけが一人歩きしてるように感じるのは俺だけかな。

年寄りの嫌味図

思い通りにいかないと他人のせいにする。対象者が無能に見えてくると組織の怠慢だと憤る。憤ってもどうにもならないと悟るまで自慢をやめない。どうにもキレる高齢者には手を焼くものだ。現役時代の意趣返しかはたまたキャリア信仰の囚われ人か。隠居すればただの人だと思えば腹も立つまいに、どんな余生を送りたいというのだろう。禁煙化した喫茶店に行かなくなったのは幸いである。

without covid-19

コロナですいているかと思ったから来たなどとテレビで語る若者を見るとえっと思う。彼らの危機意識を問うよりも、「これからはwith コロナ」だと言っていたのは誰だったか。病院にも入れない、必要な治療も受けられない惨状に共存などと呑気なことは言ってられなくなっている。オリンピックの利権に絡む連中は潔く負けを認めて、招致に参加したことに意義があったことを示してほしい。

アナと行き過ぎの情報

昔は何度もレコードを引っ張り出しては探したっけ。今では検索して一発選曲、便利な世の中になったものだ。確定申告の用紙が欲しい、早く手に入れたいという中高年はマイナンバーでネット申告すればいいのだが、アナログの世界から抜け出せないようだ。そのくせふるさと納税だ、医療費だと節税情報に貪欲だから始末が悪い。デジタル王国で共存するかアナ(穴)に嵌るか紙一重だ。

7:3分け

誰の思いつきか知らないけれど、なんでテレワークで7割出勤削減なんだろうね。そもそもテレワークでやれる仕事って必要なんかしらん?そんな業務のために正社員を雇って高い給料を払っているから競争力も創造力も生まれないんじゃないか。テレワークできる仕事があるならアウトソースするか、この際無くす算段でもすることだ。あぶれた7割の人間で新たな産業でも産み出す工夫でもしようじゃないか。

万円元年のデッドボール

スガがダメなことはハナからわかっていたから、ツギはやはりイシバだろうと当て推量していたらフグのドクに当たってしまった。ここまで国会議員のモラルが危ぶまれると、あいつらに選挙の洗礼だけでは足りず初等教育を受けさせねばならぬ。8万円のステーキや4万円のフグを食って資質を問われる時代になると、そのうち国会議員の成り手はいなくなるかもしれないが。

ひまつぶし

持病の投薬を受けにかかりつけ医へ行くとガランと空いている。コロナ前など暇潰しの高齢者で溢れていたのにだ。巷では医療崩壊とまで言われているのに、この病院の医師や看護師は暇を持て余しているのか注射一本打つのに30分だ。会計でここはPCR検査できるのか問えば無言で首を振る。 飛沫防止しているのやら暇潰ししているのやら。

男の顔

若い頃は中高年になったら「顔ができてくる」と父に言われてそう思っていた。いざその年になってみてまじまじとおのれの顔を眺めてみても、顔ができているとは思えない。むしろ意地の悪い頑固ジジイの容貌だ。つまらないことが心に引っかかりやすくなり、さりながらすぐに忘れる。始末に負えないのだが、履歴書と言われる男の顔に刻まれた皺の数はもしかしたら忘れた数なのかもしれない。

トムとチュートロ

今夜は刺身だわよと言われてフグひれ酒を用意すると、細君が自信満々で出してきたのが中トロだという。見ると脂がスジとなっていかにも旨そうだが噛み切れない。危うく分断された一方が喉に引っかかり胃カメラ状態に陥る始末。江戸期は猫も跨いで通るほど廃棄されていたらしい部位だそうだが、翌日居酒屋で食べた中トロのなんと美味かったことよ。細君のトムの如き視線は気になったが。

君たちはどう生きるか

西雀荘の常連となった高校生グループ。3連休に利用希望を入れてくれたが、いつもなら最低6時間は占領するところコロナの影響も考えて時短利用を呼びかけた。夜更けに帰ってきた返事では仲間と相談して、コロナが収束するまで自粛することになったそうだ。なんと健気なことかと涙腺がゆるむ。若者に行動制限を強いる感染症の残酷さを、平時に戻った時の人権、私権の尊重に活かせるように忘れないでいて欲しいものだ。

焼鳥屋のM1

金曜夜恒例の焼鳥屋で細君と一杯やりながら、 「テレビでやってたけど双子座O型の今年の運勢は第5位でめちゃめちゃいいわよ」 「第5位といっても第何位まであるのか知らんが大したことないだろ」 「なにいってるの48位まであるのよ」 「そうかそいつはすごいな」 「そうよ。がんばってね。」 「ところで君は第何位だったんだい?」 「わたし?わたしは第3位よ。テヘ」 「なんだ、そういうことか。よかったね」

溺れるものは久しからず

コロナでこんなに大変な状況なのに、なんで株価はバブル後最高値を更新しているのか皆目不思議だった。改めて日銀統計を見ると、民間債務は2020年3月末比で10兆円も増えていた。コロナ救済で本当に必要な企業に資金が流れていればいいのだが、バブルを経験した行員が去った銀行に見識を期待するのは無理な相談だろう。必要のない会社に無理矢理無利子で金を貸し、それが株に回っているとしたら、いずれ大暴落して潰れる銀行が続出するのを覚悟しておいた方がよさそうだ。ベベーン。

新型コメダ対策

コメダではないが、サラメシのために喫茶店へ行くと常連の高齢女子軍団が卓を囲んで大声でお喋りの花を咲かせている。おいおい、飲食の場だぜ、新規感染者6,000人だぜ、緊急事態宣言だぜ。耳が遠くて自然と声高になる。くだらない冗談を言い合って笑い転げる。「わたしゃ90だから」と周囲に憚らぬ無節操こそ感染の元凶かもしれぬ。

マキャヴェリズムの倫理とオリンピックの精神

余計なお世話だろうが、スガ君の生年月日で占ってもらった。菅義偉の本質 【人に興味がなく好きなことで才能を発揮する職人】 つねに落ち着いていて、冷静に物事を判断できる大人。歴史や芸術が好きで、若い頃から渋いものが好きでしょう。学習能力は高いのですが、プライドの高さがつい上から目線の言葉になって出てしまうところも。他人に興味がなく、人との距離が空いてしまいネガティブになりがちですが、何かを極めることができるので職人として能力を発揮できます。好きなことを見つけたらとことん突き進んでみるといいでしょう。

ツアトラの運転技術

春の野外コンサートに向けて募った音楽グループは自分たちも含め5組。そのうち3組の曲目19曲全てが歌謡曲、Jポップスばかり。これを聴いてくれる行きがかりの観衆を果たしてその場につなぎ止められるのだろうか。入れ替わり立ち替わり独りよがりな演奏を披露していては退屈するだけだろう。入場料を取るほどの腕前じゃないから自分たちが楽しめればいいと割り切れない自分の性格が悩ましい。

店主のつぶやき

営業時間を10時から8時にし、酒類の提供は7時としたところでいったい何が変わるというのだろう。飲食で感染するというのなら、社食もランチを提供する店も営業を自粛しなくちゃならんだろう。今夜の記者会見後のスガの行動で、なぜ緊急事態宣言が9日スタートなのかわかる。どうせ正月の初会食を入れているに違いあるまい。居酒屋の店長なんてやってられないワン。

20に届かず

年末年始LINEスタンプで挨拶をした人の数を数えてみた。グループLINEも合算して計42名、内女性は12名。この歳になってガールフレンドの数を自慢しても始まらないが、20に届いていなかったのが意外だった。長縄跳びの縄を回す役に徹するのは当然だが、輪に入って跳んでもらうことも大切にしながら、好きな時に輪から出てもらえる心配りを忘れないようにしたいものだ。

夫なエレベーター

駅伝を観戦しながらビールを飲む。贅沢なひとときだが、いつもと違うのは沿道での応援を控えるよう呼びかけていることか。あれ?その割には結構人が出ているじゃないか。駅伝を強行させたビール会社は姿勢を問われるぞ。困ったものだと細君に悪態をつきながら飲み干したエビスビール。もしやと缶を調べたがそのビール会社の名前はなくホッとしたのも束の間、細君が☆のマークを見つけて一気にテンション急降下した夫であった。

ブリティーウーマン

ブリを見ながら 妻「脂の乗ったこっちにするか、歯応えあってサッパリのどっちのブリにする?」 夫(合わせる日本酒はどれがいいか考えながら)「うーん、脂の乗ったブリだとどの日本酒がいいかな?」 妻「ブリじゃなくてそっちかい!」 夫「わかった。騙されたと思って脂の乗った方にするか」 妻「魚屋じゃねーし」 そばで我々のやりとりを聞いていた老夫婦が爆笑していました。脂の乗った雌節の旨さに改めて女性の偉大さを知ったのだった。

年末に偶然見たダルビッシュの番組。世界一の投手になることより、11種類の変化球をまるで芸術作品を産み出していくかのようにイメージして完成させていく。しかもその技術を恣にせず野球界のために後進に伝えていきたいとまで言い切る。プロ意識というけれど、芸術のレベルでものを考えている人には敵わない。そういう年にしたいものだ。