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最悪のはじまり

この作品も100冊のひとつだが、児童向けに書かれているものの大人にも充分読み応えがあるハラハラドキドキ満点の内容。扉書きから作者が、ハッピーエンドでない物語がお嫌いな方は読まないでください、と断りをいれているくらいだから最後の最後まで結末が気になる。人間の醜悪な部分の露呈と現実離れした善人など存在しないという達観が全編に流れていて、説教臭くないところがいい。


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