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シャーロットのおくりもの

芥川は蜘蛛の糸を保身の表象としたが、本書は蜘蛛を死生観を止揚させる存在として描く。誰にも肯定されない存在を、賛美し力づけ、生きることの意味を教えてくれるのは身近な友人だったのだ。万物が生成滅失していく原理もまた、寄り添う友人の如く子孫を通じて限りある生命に永続性をもたらしてくれるものであった。児童文学にかかる思索を惹き出す作品性こそ著者からのおくりものに違いない。

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