日付変更線 (上)(下) 9月 30, 2021 荒唐無稽というだけでなく物語全体がご都合主義とこじつけで出来上がった稀に見る駄作というほかない。年齢はいくつも違わないのに、この程度の浅薄な思想ばかりを上下巻にわたってよくもダラダラと書き連ねたものだと恐れ入る。読み終えるのが苦痛であったし、費消した時間の無駄を考えると、読書という飛行機に乗って時差ボケさせられた日付変更線そのものだ。(81冊目) 続きを読む
iOS15も悪くないでしょ 9月 29, 2021 日曜日の家電量販店、商品について質問したくても店員が一箇所で顧客対応に忙殺されていて見つからない。iPhone13に客が押し寄せているのだった。13はともかくiOS15にアップデートすればインスタの画像やURLがコピペできると知ってやってみたができない。結局Safariでインスタにログインすれば可能だと分かり、試しに福山雅治のマネをする大泉洋の画像を載せておきました。 https://www.instagram.com/p/CUV3bW9BmRD/?utm_source=ig_web_copy_link 続きを読む
介護してほしいわけでは・・・ 9月 28, 2021 若い頃彼女が大好きで、大府市のスーパーの屋上で催された握手会に並んで握手してもらったくらいだ。夕食時にテレビに彼女が出たりするとついつい箸を止めて見入っているらしい。らしいというのは、細君に「あんな子にお嫁に来て欲しいんでしょう?」と言われて思わず「うん」と答えたからだ。倅にそんな期待をどう伝えたらいいんでしょうね。 続きを読む
夫婦の読書 9月 27, 2021 図書館が休館中だから、このところふたりでブックオフへ行って本を探す。細君は内職に疲れると気晴らしに読んでいるようだ。お互い自分の部屋でそれぞれのペースで読み進む。読みながら泣いてしきりに鼻をかんでいるのは夫の方だ。静かな時間がふたりの間に流れているのを自覚すると幸せだと思える。読む本は違っても読書というものは思い遣りの気持ちを育ててくれる。 続きを読む
解夏 9月 26, 2021 いくら乱読とはいえ「さだまさし」は対象外だという先入観に抗って読んでみたら泣けて泣けて鼻をかみながらが数度に及んだ。「死を恐れる気持ち」は死を迎えれば一掃する。なんと明快な答えであろう。解夏を始め秋桜、水底の村、サクラサクの四編とも家族、親子、夫婦が美しい和音を奏でている。世俗に疲れた時には一服の清涼剤となる一冊だ。(80冊目) 続きを読む
アルジャーノンに花束を 9月 25, 2021 誤解を恐れずに述べさせてもらうと、精神遅滞者や幼児、認知症老人に見られる社会性の欠落は容認できても、剥き出しに露呈される自己保存の欲求を直視できない経験はおありだろうか。人間とは社会性という衣服を脱げば所詮本能の囚人に過ぎないのである。読み初めから面食らう文章に出会うが読了すれば人生とはなんなのかについて深い洞察を与えてくれる。(79冊目) 続きを読む
芙蓉の人 9月 24, 2021 山岳小説といえば井上靖の「氷壁」やこの作家の「孤高の人」を学生時代や若い頃に読んで以来か。富士山観測所の発端が野中夫妻によって切り開かれたことに新鮮な驚きを感じざるをえない。山頂を極めることより下山する勇気が登山の真骨頂だということが、夫妻の辿った極限状況から読み取れる。富士山に登ってみたくなった。 (78冊目) 続きを読む