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夫婦の読書

図書館が休館中だから、このところふたりでブックオフへ行って本を探す。細君は内職に疲れると気晴らしに読んでいるようだ。お互い自分の部屋でそれぞれのペースで読み進む。読みながら泣いてしきりに鼻をかんでいるのは夫の方だ。静かな時間がふたりの間に流れているのを自覚すると幸せだと思える。読む本は違っても読書というものは思い遣りの気持ちを育ててくれる。



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