欺す衆生 7月 26, 2026 豊田商事の詐欺事件を題材に、その残党がその後もいかにしてさまざまな詐欺にかかわり、裏社会の連中や政治家等と結びついてきたのかを告発する物語だ。結末は当然自滅だろうと思いきや、あらゆる難局を切り抜けて「人生そのものが詐欺のようなものだ」と読者に思わせる。人が人を欺し、組織が社員を、国が国民を欺す。昨今の政局を見るようだ。(557/1000) 共有 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ ラベル 読書三昧 共有 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
罪の声 8月 09, 2025 ようやく5年半をかけて500冊に到達した。区切りの一冊は映画化された同書だが、映画とは細部が微妙に異なるだけでなく、文字から伝わる感動はまた別物だ。グリコ森永事件の真相を独自解釈した構想も壮大だが、なんといっても加害者側に組み込まれた子供たちの運命に焦点を当てた作者の視点が作品に普遍性を与えている。(500/1000) 続きを読む
アンパンマンの遺書 8月 28, 2025 遅ればせながら朝の連ドラ「あんぱん」に嵌って手に取った。高校時代に親しんだ「詩とメルヘン」があのサンリオの出版物だったことも初めて知った。65歳を過ぎ70の声を聞いてようやくアンパンマンが世に出て脚光を浴びた彼の人生を著者とともに振り返ることができる。自分もいよいよ4コマ目。「なんのために生まれて 何をして生きるのか わからないまま終わる そんなのはいやだ」よくわかる。 (504/1000) 続きを読む
ながい坂 (上)(下) 6月 21, 2025 これが正しいという信念にとらわれると、目も耳もそのほうへ偏向し、「正しい」という固執のため逆に、判断がかたよってしまう。1,000頁を越えるこの本から何度も同様の警句を読み取りながら、相変わらず正義感に走ろうとする己を律しきれないのが歯がゆい。人間とは己の分を守ってその能力を遺憾なく果たしていきたいものだ。(494/1000) 続きを読む
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