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飛奴 夢裡庵先生捕物帳

最近過去の3作品を纏めた上下巻が出たそうだが、そのうちの一作だ。夢裡庵という岡っ引きの親分さんが難事件を解決していく。江戸の町の美しい風情をバックに6件の事件が紡がれるが、終盤は幕府の瓦解とともに主人公の運命も変遷する。機知に富んだやり取りや、登場人物に語らせる博覧強記に作者の造詣の深さを痛感する。(514/1000)



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こんな素晴らしい作家に巡り会えて、それが読書の醍醐味だと大啖呵を切ったあとに、まさか本作がこの作家の遺作であったと知るとは。2015年62歳でこの世を去っていたという。つまりこれ以上彼女の作品は読めないのだ。人生とは須臾の間だと登場人物に奇しくも語らせた如くに、彼女は風のようにこの世から去ってしまったのだった。なんと残念なことだろう。(530/1000)

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