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武王の門 (上)(下)

南北朝時代というのは、後醍醐天皇、楠木正成、新田義貞、足利尊氏でほぼ語り尽くされていると考えるのは浅薄だとわかる。九州に後醍醐帝の子として一国を成そうと菊池武光とともに覇を唱えた懐良親王が立ち、領地に拠らない武士像や租税の仕組みを構想した。足利幕府の介入によって頓挫はするものの、その先進的な国家観がこの時代に生まれていたと想像した大作である。(415/1000)




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