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夏の陰

剣道に生きる警察官の父を銃で殺された息子と、その殺した男を虐待する父として持った息子とが長じて全日本選手権予選決勝で対戦する。殺害の裏に潜む事情が明かされないまま物語は進行するが、クライマックスを迎えてようやく真実に辿り着く。小編だが被害者と加害者の家族の心情を丹念に追究する佳作だ。(372/1000)



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カナリア恋唄

こんな素晴らしい作家に巡り会えて、それが読書の醍醐味だと大啖呵を切ったあとに、まさか本作がこの作家の遺作であったと知るとは。2015年62歳でこの世を去っていたという。つまりこれ以上彼女の作品は読めないのだ。人生とは須臾の間だと登場人物に奇しくも語らせた如くに、彼女は風のようにこの世から去ってしまったのだった。なんと残念なことだろう。(530/1000)

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粒と棘

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