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渋江抽斎

鷗外の博覧強記、博渉ぶりに頭が下がる作品だ。前読「灯台からの響き」の主人公が愛読したので手に取ったのだが、渋江抽斎その人の生い立ちから事績、病没までにとどまらず、その交友関係者から子孫の最後に至るまで詳細かつ丹念に調べ上げる。驚くべき調査能力と言わざるを得ない。これは小説なんだろうか。(332/1000)



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