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侠客 (上)(下)

幡随院長兵衛という名は歌舞伎や講談で耳にはしても何をどうした人なのかはまったく知らなかった。父の仇として狂気の唐津藩主一行の行列に単身立ち向かって本懐を遂げたり、その後は江戸の街を束ねる人足屋の頭領として奉仕に身を捧げる。盟友であった水野十郎左衛門の元で非業の死を遂げる最期はたまらない。よくぞこの小説を書いてくれたと感謝したい。(318/1000)




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