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草々不一

不一とは手紙の最後に認める結語のひとつだそうだが、「とても言い尽くせません」という意を表しているという。全八編珠玉の物語が集められているが、電車の中で読みながら思わず泣いてしまいたい方は、中でも表題の「草々不一」をぜひ読んでほしい。隠居して妻との関係を見つめ直したり、己の来し方行く末に想いを馳せる年代にはまさに不一の作品である。(237/1000)



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