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最悪の将軍

徳川綱吉といえば生類憐れみの令やら赤穂藩への不公平な裁きなど最悪の将軍の名を恣にしてきた男だが、その男の本意は何だったのかを丁寧に辿っている。不本意にも兄の後を襲って将軍職に就き、武断政治から文治政治へ移行させようと悪戦苦闘した啓蒙の人であったと作者は同情を寄せる。非業の死後もなにかと世間を騒がせているあの元首相に通じるものがある。(234/1000)



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