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大仏の掌で踊らされていたのは神様だった

夜は姑がいないので近場へ飲みにいこうと誘ったのは細君だった。初めから行く店を決めているようだったので、逆らわずについていった。勘定をする段になって割引の使えるリーフレットを取り出した細君の目論見がようやくわかる。そうかオレは細君の掌で踊らされる悟空だったのだ。待てよ、それをいうならわれわれ以外誰もこないこの店にとって、われわれは神様だろう。



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