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逆鱗に触れる

買い物に行って細君から 「今晩はいつもの居酒屋でしょ」と言われ 「明日クラス会で飲むから・・・」と答えると、 あっそうと言った途端、温厚な彼女の表情がみるみる変わる。居酒屋まで送って行ってくれと頼んでおいて、(自分だけ飲むのね)というのが逆鱗に触れたようだ。慌てて「行こう行こう」と前言を引っ込めた。龍には81枚の鱗があるらしいがその1枚が逆さに生えているとか。そういえば彼女は辰年だったな。

死んでたまるか

京唄子、鳳啓介の鳳啓介はこの大鳥圭介に倣ったものらしい。路頭に迷うことになる幕府旗本直参を北海道の屯田兵として住まわせる。受け入れない新政府に抗して、江戸幕府ならぬ蝦夷政府を立ち上げ14日間だけ独立国が生まれた。戊辰戦争を戦い抜き戦後も活躍した小さな巨魁にあやかって芸名にしたのだろう。(94冊目)

まとめる生活

身体はボディーソープ、顔は石鹸、髪はシャンプーと機械的に使い分けてきた。仕事を辞めて坊主頭にしてみると、わざわざシャンプーで髪を洗う必要がないことに気づいた。日常生活全般を振り返ればもっと無駄な使い分けがあるのかもしれない。荷物をまとめて外へ追い出される生活だけは勘弁してほしいものだが。

襲来 (上)(下)

親鸞を読んだ後だったので日蓮にかかわる本ならばと浄土宗と法華宗の違いに関心を持って読み進んだ。読み進めても日蓮の宗旨は念仏専心が語られるだけで前半400頁は苦痛だ。主人公は元寇をつぶさに目撃し生涯をこの一事にかけた若者なのだと解ってきてから俄然面白くなる。作者の名前からとっつきにくさが先立つが、「ははきぎほうせい」は覚えておいて損はない。(93冊目)

大司教さま〜

優勝すると来年、青春のグラフィティーコンサートの前座に出られるそうだ。決勝の10組はプロ級のバンドばかりでわれわれなど到底歯が立たない。「参加することに意義がある」と言ったのはかのクーベルタン男爵かと思っていたら、第4回大会で米英の綱引き大会が行われたのを受けてペンシルベニア大司教タルボットが言ったのがきっかけだったとか。大司教さまよくぞ言ってくれました。

読書をむさ『ぼる塾』

半年で60冊を超える本を読んでいると、大部になればなるほど話の筋が見えず読むのが苦痛になることがある。気軽に読み始めたつもりでもいつのまにか対象に接近しすぎているからだろう。本の方から「アップにするなよ!」と言われていると悟れば、読み方にも距離ができそのうち面白くなるから面妖だ。どうせ内容はすぐ忘れ、今更知識を蓄えても使い道はなく、ただの暇つぶしだと適当に距離をおいて貪るに限る。

回転寿司のハクション大魔王

コロナのせいで回転寿司も空き皿ばかりが回転して久しい。5までしか数えることのできない2歳のマゴと空き皿を数えていると、ネタだけがない寿司皿を発見したり、注文した品が他所で強奪されたりと回転地獄の様相だ。ハクション大魔王じゃあるまいし、せめてちゃんとした寿司皿をマゴの前に現してあげたいものだ。