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残り者

同じ作者の「恋歌」と対をなす作品といえば確かにそうだろう。「恋歌」は水戸天狗党の藩士の妻として生き残り歌人となった中島歌子の物語だったが、江戸開城に際し大奥に踏み留まり最期を見届けた五人の女たちを追った物語だ。フィクションといえばそうなのだろう。しかしなぜか現実にあった話のように読ませるのがこの作者の筆力ともいえる。(241/1000)



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カナリア恋唄

こんな素晴らしい作家に巡り会えて、それが読書の醍醐味だと大啖呵を切ったあとに、まさか本作がこの作家の遺作であったと知るとは。2015年62歳でこの世を去っていたという。つまりこれ以上彼女の作品は読めないのだ。人生とは須臾の間だと登場人物に奇しくも語らせた如くに、彼女は風のようにこの世から去ってしまったのだった。なんと残念なことだろう。(530/1000)

東京新大橋雨中図

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粒と棘

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