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52ヘルツのクジラたち

東野圭吾を除いて図書館の貸出予約50人待ちの本とは尋常でないので買い求めた。虐待、ジェンダーという大きな社会的テーマを扱っているのに説教くさくない。むしろ二度泣けクスッと笑えたりもしてさすが並んで読みたくなる一冊だ。通常の鯨は10〜39ヘルツなのに、52ヘルツというチューバの最低音で泣く鯨がいるという。悲しい声に胸が熱くなる。(141冊目)

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