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三国志 (三) 草莽の巻

群雄割拠、合従連衡、盛衰興廃して劉備玄徳を除けば魏呉蜀の三国時代をだれがどこを先導してゆくのかも望見できないまま第三巻まできてしまった。やっと曹操、孫策が抜きん出てきて今後の展開が読めるか。簡単に首を刎ねるのには慣れたが、馳走する肉を欠いて妻を弑する場面だけはわざわざ筆者も注釈するほど残忍で二千年の隔たりを嘆ずるしかない。



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