スキップしてメイン コンテンツに移動

ロスト イン 印税生活

オリジナル曲がそろそろ欲しいよね、というわけで作詞に取り組んだ。EVERYDAY WEEKENDというバンド名に似つかわしく、かつメンバーの人生経験を織り込んだ歌詞。かといって悲しすぎてもいけないし、内容が浅薄でもいけない。オファーのレベルは相当高い。


LOST BALL

ハンドルを切れば 葉山のカーブ
きらめく海が見えたとき
なぜか涙があふれてきた
失って知った ワンサイドラブ ワンサイドラブ

坂道を登れば 軽井沢
キャベツ畑が見えたとき
なぜか友の声が聞こえた
失って知った マイフレンド マイフレンド

ハイウェイ走れば ベイブリッジ
ビルの灯りが見えたとき
なぜか母の姿が星になった
失って知った トゥルーラブ トゥルーラブ

カーラジオ流し走る週末
希望の歌が聞こえたとき
なぜか毎日が幸せになった
ロストボールは エブリデイ ウィークエンド
ロストボールは エブリデイ ハッピーエンド

コメント

このブログの人気の投稿

ふるさと銀河線

全9篇の短編集だが、その全てに鉄道が絡まるのがうれしい。寺山修司の詩が引かれているが、全編を通じてその詩魂が宿っている気がする。 幸福が遠すぎたら さよならだけが 人生ならば また来る春は何だろう はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう さよならだけが 人生ならば めぐりあう日は何だろう やさしいやさしい夕焼けと ふたりの愛は何だろう さよならだけが 人生ならば 建てたわが家は何だろう さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう さよならだけが 人生ならば 人生なんか いりません (484/1000)

迷路 (上)(下)

戦前の昭和11年に「黒い行列」として刊行され、戦時色の推移により中断、戦後の昭和31年に「迷路」として完成した1,200頁に及ぶ大作だ。岩波文庫らしく書き出しは難読だが、読み進むにつれファシズムに向かう時代の狂気や青年の心の彷徨、権力者たちのエゴイズムが大団円として描かれる。すごい作家がいたものだ。(495/1000)

罪の声

ようやく5年半をかけて500冊に到達した。区切りの一冊は映画化された同書だが、映画とは細部が微妙に異なるだけでなく、文字から伝わる感動はまた別物だ。グリコ森永事件の真相を独自解釈した構想も壮大だが、なんといっても加害者側に組み込まれた子供たちの運命に焦点を当てた作者の視点が作品に普遍性を与えている。(500/1000)