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歩き目ですの目線

タンポポの咲き始めた堤防を歩く目線で考えた。山本五十六は開戦後すぐに講和を有利に持ち込んで戦争を早期に終結させようと空母建造を主張した。一方平山中将(平賀譲がモデル)は、戦艦大和を国民の希望の象徴として建造し、大和が沈むことで国民の戦意を喪失させる契機にしようと見据えた。山本が入口戦略なら平山は出口戦略だろう。オリンピックに拘って入口戦略に失敗したわれわれは、コロナに敗北する出口戦略ではなく戦略的勝利とは何なのかを考えねばならない。撤退思想は投資家に任せておけばいい。

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ふるさと銀河線

全9篇の短編集だが、その全てに鉄道が絡まるのがうれしい。寺山修司の詩が引かれているが、全編を通じてその詩魂が宿っている気がする。 幸福が遠すぎたら さよならだけが 人生ならば また来る春は何だろう はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう さよならだけが 人生ならば めぐりあう日は何だろう やさしいやさしい夕焼けと ふたりの愛は何だろう さよならだけが 人生ならば 建てたわが家は何だろう さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう さよならだけが 人生ならば 人生なんか いりません (484/1000)

迷路 (上)(下)

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罪の声

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