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真実の航跡

すべてフィクションと作者は後書きしているが、ビハール号事件として香港で戦犯裁判が行われていたのだった。第16戦隊司令官左近允尚少将が重巡司令官黛治夫大佐に拿捕、収容したイギリス人及びインド人捕虜65名を処分するよう命じた。左近少将は参謀本部の命令に従って指示したが立証できず絞首刑。黛は異動の決まった他部隊への途中で自己防衛の為に捕虜を処分したのに禁錮7年。左近少将の弁護にあたった弁護士の苦闘と苦悩を描く。(354/1000)



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