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天下普請

江戸城天守閣は都合3回建て替えられた。初めが中井正清、秀忠の時代が主人公である鈴木長次だったわけだ。家光の時にも建て替えられたが明暦の大火で焼失したのだが、長次の悔しさと成長を描いて実に面白い作品となっている。岡崎に彼が最後に建てた伊賀八幡社は国宝ともなっているとか。ぜひ行ってみたいものだ。(344/1000)



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