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tomorrowこし

設楽町のトウモロコシが美味しい。毎年この時期になると1時間半かけて道の駅まで車を飛ばす。20本以上買い求めて、折角だから遠くない距離にある先祖の菩提寺まで足を伸ばす。その足で茶臼山までドライブすると、そこは気温23℃の別世界だ。こういう今日を明日も送れるといい。



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年間ブックレビュー

今年も100冊は読もうと挑んだが、バンド活動に加えて、健康麻雀、生活応援サポーター、小学生麻雀教室、剪定修行と年後半にかけて息つく間もないほどの多事に追われて87冊に終わった。読書の海に漕ぎ出して5年。荒波の航海を支えてくれる半神半人マウイがきっと寄り添ってくれるだろう。 楠木正成 (上)(下) ラプラスの魔女 剣花に殉ず 茜唄 (上)(下) 歌われなかった海賊へ 厳島 まいまいつぶろ 頂上至極 遠い勝鬨 赤ひげ診療譚 君のクイズ カズサビーチ べんけい飛脚 月ぞ流るる スクールガール ラウリ・クースクを探して 運転者 未来を変える過去からの使者 月のうらがわ 反応しない練習 恩送り アメリカ最後の実験 遠い他国でひょんと死ぬるや 暗幕のゲルニカ 奇跡の人 翼をください 生きるぼくら 敗れざる幕末 汚名 命もいらず名もいらず (上)(下) 北辰の門 冬姫 さわらびの譜 武王の門 (上)(下) 稀代の本屋 蔦屋重三郎 東京都同情塔 火山に馳す 極楽征夷大将軍 うまい日本酒をつくる人たち 父がしたこと 襷がけの二人 虚空遍歴 (上)(下) エデュケーション 佐渡絢爛 きらん風月 花影の花 友よ 会津執権の栄誉 介護者D 夜は短し歩けよ乙女 三河雑兵心得⑦ 伊賀越仁義 新・知らぬが半兵衛手控帖 思案橋 臨時廻り同心 山本市兵衛 実は、拙者は。 裁判官三淵嘉子の生涯 無間の鐘 青い壺 断絶 白鳥とコウモリ 虹の岬の喫茶店 スープカレー 熱砂 二人静 塚原卜伝十二番勝負 八月の御所グラウンド ともぐい 深淵の色は 佐川幸義伝 ごんぎつねの夢 春のとなり もう一度読みたい 教科書の泣ける名作 一夢庵風流記 身命を惜しまず 泥の蝶 異形の将軍 (上)(下) 高望の太刀 大久保彦左衛門 不遇の時こそ 亥子ころころ 野望の屍 二月二十六日のサクリファイス 六つの村を越えて髭をなびかせる者 ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録 定年物語 紺碧の海 青嵐の旅人 (上)(下) 赫夜 海を破る者 またうど

亥子ころころ

久しぶりの西條奈加だったが、『まるまるの毬』に勝るとも劣らない出色の出来栄えの作品だ。しかも毬(いが)を継いでの亥子なのだから興趣を掻き立てられる他ない。毬も菓子職人、本作も菓子職人にまつわる親子、師弟、友人の人情と憐憫を扱い、胸を突くシーンは縦横無尽だ。名作に出会える喜びに浸れるのはなんとも贅沢だ。(458/1000)

三河雑兵心得⑦ 伊賀越仁義

穴山梅雪は、家康と間違われて殺されたという通説を取らず、光秀に従おうと京に向かったところを野伏に弑逆された説を立てる。本多兵介を家康に見立て平八郎等ととともに、家康と別ルートで伊賀越えを果たす植田茂兵衛。架空の人物としても、充分伊賀越えの醍醐味が味わえる。(432/1000)