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深川駕籠 クリ粥

御神酒徳利以来の深川駕籠シリーズだ。新太郎と尚平の駕籠かきコンビが一杯のクリ粥を求めて東奔西走し、同じ長屋に暮らした職人の遺志を桜に開花させる。江戸の町人の粋と人情を余すところなく描いてくれている。新太郎が誂えてもらった五紋の羽織とは、背紋(背中心)ご先祖様に守ってもらえるようにと願い、袖紋(外袖)兄弟姉妹、親戚との繋がりへの願い、抱き紋(胸)いつも両親のことを思う願いだそうだ。(256/1000)

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