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まぼろしの維新

組織の横暴やら不合理というものに気づくのに年齢は無関係だと思うが、若い頃よりも経験を積んで老境に入ってからの方が当然諦観に至りやすい。西郷もきっと進んで隠遁生活を選んだろうに、周囲が許さなかったのは気の毒だ。500ページの3分の1を庶流の熊本隊の動きばかり追って、肝心な西郷の心の動きや評価をしないまま完結したのが残念な作品だ。(110冊目)



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