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青春62きっぷ

ブックオフで本を選ぶ方法にも二通りあると分かった。細君のように目についた書籍を躊躇わず手に取れず、青春時代に読み逃したり再読したい名著を探すので時間がかかる。読んで詰まらなくてもいいじゃないかと割り切れるほど余生は豊饒でない。もう一度青春時代に還りたいという凡庸な感傷ではなく、青春時代に通り過ぎてしまった駅にただ降り立てればいい。




コメント

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カナリア恋唄

こんな素晴らしい作家に巡り会えて、それが読書の醍醐味だと大啖呵を切ったあとに、まさか本作がこの作家の遺作であったと知るとは。2015年62歳でこの世を去っていたという。つまりこれ以上彼女の作品は読めないのだ。人生とは須臾の間だと登場人物に奇しくも語らせた如くに、彼女は風のようにこの世から去ってしまったのだった。なんと残念なことだろう。(530/1000)

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