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11月, 2024の投稿を表示しています

紺碧の海

玉置半右衛門という明治の大富豪と菊池留吉という半右衛門の右腕の物語だ。鳥島のアホウドリを乱獲して一代で財を成し、大東島ではサトウキビ栽培により玉置王国を築いた。しかし鳥島の大噴火で危機に瀕した上に菊池にも去られ、死後は放蕩息子たちによって事業は潰える。一世一代のわらしべ物語だが最期は哀しい。(465/1000)

定年物語

これから細君と結婚しようかどうかという頃、この作者の「結婚物語」なる本を手にとって読んだ覚えがあったので40年後の「定年物語」に興味をそそられた。ところが読んでみればなんと時代錯誤の主人公(多分作者自身?)。細君に尋ねてみると、「結婚物語」もそうだったわよとのこと。やれやれとんだ470頁であった。 (464/1000)

北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録

上杉景勝、直江兼続のコンビといえば、謙信の志を継いで徳川幕府の時代まで上杉家を存続させた中興の祖と疑わなかったが、北条家から養子として入った景虎こそ謙信の志を継ぎながら兼続等によって弑虐された義の人だった。なんとも悲劇のヒーローを描いた読むのが辛い作品である。(463/1000)