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三国志 (十) 五丈原の巻

二ヶ月間にわたって読み進んできた三国志もついに十巻読了した。三国志演義を吉川英治が新訳した圧巻の大部だった。前半は曹操、玄徳、関羽、張飛、後半は諸葛孔明の活躍に彩られた歴史絵巻で千年以上読み継がれてきただけのことはある。さすがに孔明の死を迎える大団円だけは胸に迫るものがある。智謀湧くが如しの人も日常は質素な人であったが隙のなさがわずかな欠点だったという作者の総括は慧眼だろう。

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