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3月, 2026の投稿を表示しています

警察医の戒律

かなり初期の作品なのだろうか。「テミスの不確かな法廷」に比べるとかなりストーリー展開に気負いというか無理さが窺えて、なかなか読み進むのに難渋する。法医学者という職業にスポットを当てた視点は斬新だが、今再び描き直すとしたら、もう少し違った作品になったかもしれない。(540/1000)

恋する検事はわきまえない

同じ作者の『テミスの不確かな法廷』に引きづられて手に取った作品だ。検察官物ではあるが、視点はまた異なり登場人物が多彩なのに、繋がりが見えて楽しめる。法治国家という表看板だけでは見失いがちな、現代社会の歪みや問題点をわかりやすく教えてくれる。(539/1000)

飲中八仙歌

杜甫が敬愛した 賀知章、崔宗之、蘇晋、李白、張旭、李適之、汝陽王李璡、焦遂の8人の酔狂者の物語だ。諫言して左遷された杜甫だが、中庸が無理な場合にいい加減な妥協をするよりも、「狂」や「狷」を選ぶのは次善の策とする孔子の教えを8人も杜甫も選んだ。それぞれが空前の酒豪であったり、酒を愛した人々であったことがうれしい。( 538/1000)