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前略、ごいんきょ様。

前略、ご隠居さま。ブログ開設1周年おめでとうございます。振り返ってみれば1年前会社による禁煙という私権の制限に抗って退職し、西雀荘をオープン。コロナ禍に遭遇したものの、無償で開業したことが幸いし細々だが利用者は絶えない。あれほど嫌だった組織にも、地域への恩返しと自分が手を染め苦しめた出向者への罪滅ぼしのため一年間の期間限定で回帰し塗炭の苦しみを舐めた。その間、読者諸氏の愛読と温かいコメントがなければ継続も叶わなかったであろう。この場を借りて深謝申し上げる。余生の過ごし方はひと様々である。正解はない。絶筆となるまで続けられるかどうかは別にして、皆様に共感を届け反面教師の役割を果たせれば無上の喜びである。



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戦前の昭和11年に「黒い行列」として刊行され、戦時色の推移により中断、戦後の昭和31年に「迷路」として完成した1,200頁に及ぶ大作だ。岩波文庫らしく書き出しは難読だが、読み進むにつれファシズムに向かう時代の狂気や青年の心の彷徨、権力者たちのエゴイズムが大団円として描かれる。すごい作家がいたものだ。(495/1000)

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