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年間ブックレビュー

今年は100冊にはるか届かず58冊で終わった。考えてみれば、年間それくらいのペースがちょうどいいのかもしれない。来年も良書に巡り会えることを祈って。
東大算数
影の男
板上に咲く
シャーロックホームズの凱旋
落としの左平次
姥玉みっつ
羅城門に啼く
コード・ブッダ
いつかの朔日
余寒の雪
おれの足音 (上)(下)
雷桜
あきない世傳 金と銀 源流篇
銀ニ貫
ふるさと銀河線
出世花
あい 永遠に在り
菜食主義者
雪夢往来
光炎の人 (上)(下)
路地裏のニ・二六
いのちの波止場
刀と傘
アイミタガイ
ながい坂 (上)(下)
迷路 (上)(下)
宙をわたる教室
大石良雄・笛
秀吉と利休
竹沢先生という人
罪の声
龍と謙信
騙し絵の牙
盤上に散る
アンパンマンの遺書
デルタの羊
盤上のアルファ
父子船
島津義弘伝 (上)(下)
涅槃 (上)(下)
藍を継ぐ海
ベルリンは晴れているか
一応の推定
スピノザの診察室
飛奴 夢裡庵先生捕物帳
対馬の海に沈む
スピノザ エチカ抄
ニッポンチ
どぜう屋助七
禁忌の子
がいなもん 松浦武四郎一代
剛心
東京新大橋雨中図
精姫様一条
春告鳥
自閉症の僕が跳びはねる理由
麻雀の誕生
教養としての麻雀


コメント

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ふるさと銀河線

全9篇の短編集だが、その全てに鉄道が絡まるのがうれしい。寺山修司の詩が引かれているが、全編を通じてその詩魂が宿っている気がする。 幸福が遠すぎたら さよならだけが 人生ならば また来る春は何だろう はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう さよならだけが 人生ならば めぐりあう日は何だろう やさしいやさしい夕焼けと ふたりの愛は何だろう さよならだけが 人生ならば 建てたわが家は何だろう さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう さよならだけが 人生ならば 人生なんか いりません (484/1000)

迷路 (上)(下)

戦前の昭和11年に「黒い行列」として刊行され、戦時色の推移により中断、戦後の昭和31年に「迷路」として完成した1,200頁に及ぶ大作だ。岩波文庫らしく書き出しは難読だが、読み進むにつれファシズムに向かう時代の狂気や青年の心の彷徨、権力者たちのエゴイズムが大団円として描かれる。すごい作家がいたものだ。(495/1000)

罪の声

ようやく5年半をかけて500冊に到達した。区切りの一冊は映画化された同書だが、映画とは細部が微妙に異なるだけでなく、文字から伝わる感動はまた別物だ。グリコ森永事件の真相を独自解釈した構想も壮大だが、なんといっても加害者側に組み込まれた子供たちの運命に焦点を当てた作者の視点が作品に普遍性を与えている。(500/1000)